長野人のロードバイク日記。

長野市在住の初心者ロード乗りがスキルアップを目指し、日々精進していく記録

しまなみ海道(後編)。

11時30分、第3の島「生口島」に上陸。

島北側の海沿いを走ります。

 

しばらく進むと、「しまなみドルチェ」さんが見えてきます。

ここもサイクリストに人気のお店。

自転車が何台も止まっていました。

さっきアイスクリームを食べたばかりですが、頂くことにします。

 

お店に入り、ショーケースを覗く。

選んだのは「瀬戸田のレモン」。

この辺りはレモンが名産なのでこれをチョイス。

程よい酸味があり、とても美味しかった!

あっという間になくなっちゃいました。

 

更に西へ。

そろそろ正午、昼食の時間です。

美術館・博物館が密集しているエリアにある、たこ飯の有名店「瀬戸内大将めし ちどり」さんに向かうも、予想通り満員で入れそうにありません。

たこ飯が食べたくて周辺をウロウロ。

すると、「たこ飯」の旗が立っているお店を発見!

「蕎麦と酒 福来郎」さんです。

 

ちょうど12時に入店。

蕎麦とたこ飯のセットを注文します。

たこ飯美味しそう~~~。

濃い目の味付けにタコの旨味。

丁度いい。

蕎麦もザルでツルッ!っといただきました。

サイダーとアイスだけでここまで来たので、やっとエネルギー補給できた~って感じ。

メニューに「蕎麦屋のカレー」というのもあり、気になるところ。

ご馳走様でした。

 

お腹はまぁまぁ満たされているのですが、どうしても寄りたいお店があります。

少しだけ道を戻り、「ミナミたこ焼き店」さんに到着。

ここの「たこ天」が食べたくて寄りました。

レギュラーサイズだと1300円だったかな?

普通に昼食を食べた後に食べるボリュームじゃなかったので、小サイズを注文。

しばらく待ち、出来立てアツアツのたこ天が運ばれてきました!

出来立てでホント美味しい!

レモンを掛けるとなお良し。

たこ焼きも食べたかったけど流石にお腹いっぱい...

そして油が腹にくるぜ...

 

十二分にエネルギー補給をし、再出発!

本当はこの付近にある「耕三寺博物館 未来心の丘」を見たかったのですが、ゆっくり見ている余裕はないので今回はスルー。

公式ページを見ましたが、彫刻家の方が制作した5000㎡にもおよぶ白い大理石の庭園。

中に入ったら異国の地にいるような感覚になりそう。

実際に見たかった...

まぁ、まだまだ楽しみなポイントはいくつもあります。

ここは次回に取っておこう。

 

さて、島西側の海沿いを走ります。

瀬戸田サンセットビーチを通過。

その先、次の橋「多々羅大橋」が見えてきます。

案内に従い、脇道へ。

協賛(?)コーナーを通過し、上っていきます。

橋へ行くまでに「国産レモン発祥の地」の碑もありますよ。

レモン畑に囲まれた道を走り橋へ!

多々羅大橋長いなぁ!!

生口島の走行距離は約15kmでした。

いよいよ次の島へ渡ります。

橋の途中、「多々羅 鳴き龍」の看板を発見。

ここで手を叩くと何かが起こるらしい?

試しに叩いてみると、、、

おぉぉぉー!

面白いね。

ここへ行ったときは是非やってみて下さい。

 

橋の中央、遂に県を跨ぎます。

そして13時過ぎ、第4の島「大三島」に上陸。

 

入ってすぐのところにある「道の駅 多々羅しまなみ公園」に入ります。

ここでお待ちかねの「サイクリストの聖地」にようやく出会えました!!

面白いサイクルラックがあったので、記念に一枚!

サイクリストも続々来ます。

本当に自転車天国。

 

この島も時間に余裕があったら「大山祇神社」や「伯方塩業の工場」にも行きたかったのですが、今回はスルー。

東側の海沿いの道を走り、なるべく早く次の島へ向かいます。

途中、友人と合流してレモンコーディアル専門店「果輪弥」さんに寄ります。

コーディアルと言う聞き慣れない名称...

「ハーブやフルーツを漬け込んだ甘い濃縮されたノンアルコール飲料を水や炭酸水などで薄めたもの」だそうです。

知らなかった...

 

メニューが沢山あって迷いますが、ここは一番人気を選べば間違いない。

一番人気の「エルダーフラワー」を注文。

待っている間に店員さんとお客さんと雑談タイム(笑)

「自転車と車って珍しい組み合わせだね。速度合わないけどどうしてるの?」

「それぞれ別行動で、ポイントで合流してますよ。最後は今治で拾ってもらいます。」

「えっ、長野から来たの?」

「ここまで車で700kmくらいあるので大変でしたよ~」

「気をつけて楽しんでね~」

現地の人と話するの楽しいな~♪

飲み物も出来上がり、外で頂きます。

美味しい~~~。

メニューにあったピンクレモネードやジンジャーも気になるし、レモン味ベース以外のみかん味ベースやキウイ味ベースがあったり、12月から販売予定のハッサクもいいな。

しまなみ海道は何度も来たくなるお店が沢山あるなぁ。

 

さて、これで大三島ともお別れ。

走行距離は約7kmでした。

大三島橋を渡ります。

14時、第5の島「伯方島」に上陸。

最初の島振りに地図の看板撮ったわ!(すっかり忘れてました)。

全ての島の出入り口にあると思われる...

そしてこの島が、あの「は・か・た・の・しお!」発祥の地。

よーし、行くよー!

 

目指すは伯方の塩ラーメンが食べられる「さんわ」さん。

島の南東にお店があります。

海沿いを通るのが一般的かと思うのですが、あまり同じ道を通るのが好きでない私。

帰りは海沿いを通るとして、行きは伯方島内陸の宝股山を抜ける道を通ります。

宝股山トンネルという距離1km程のちょっと狭めのトンネルがありますが、それはヒルクライムで回避。

 

トンネルが見え、脇道へ入ります。

さて、上りの始まり。

最初から怪しい道。

嫌な予感しかしない。

GARMINGPSも測位せず。

 

少し進むと分岐。

地図を確認し、左折。

荒れ放題な道。。。

何じゃこの道ーーー!!!

ロードバイクで走っちゃいけない道だわ。

 

そして、さらなる衝撃!!

下り切ったらさっき見たトンネルを発見。

???

脳が混乱する。

地図を確認し、状況を把握する。

やっぱりトンネルの入口に戻ってきてるわ。

さっきの分岐、曲がる方向逆だったわ!

やらかした...

心が折れ、もう海沿いの道を往復でいいやとなる。

来た道を引き返す。

島西側の海沿いを走り、次の島へ渡る橋を過ぎた辺りで脚攣り!

散々だよ...(泣)

軽くストレッチをして、再出発。

なんとかお店に到着。

友人が先に着いて待っていてくれました。

席につき、ラーメンを注文。

しばらく待ち、運ばれてきました。

伯方の塩ラーメン コク旨」です!

これは、絶品!

汗をかいているのもあるかもしれないけど、めちゃくちゃ美味しい。

珍しくスープもゴクゴク飲んでしまった...笑。

この一杯を食べに、ここまで走る価値はある。

大満足!!

ちなみに、これは3時のおやつですよ♪

いい感じに走って汗かいてるので、全然食べれちゃう。

 

エネルギー補給、塩分補給、水分補給も万全。

さぁ、引き返すぞ。

途中、船折瀬戸という看板で停車。

何やら海流が早い区域らしい。

海を眺めていると、丁度船が通りかかる。

凄い勢いで流されてるやん!!

恐ろしいもん見た...

 

さて、先へ。

船折瀬戸を過ぎたあたりで友人がカメラを構えて待ち伏せ

軽快に走る瞬間を撮ってもらった!

再び橋を通過し、「道の駅 伯方S・Cパーク」に到着。

S・Cって何だろう、と思って調べたら「Sports(スポーツ)とCulture(文化)」ということでした。

文化センターがあったり、テニスコートがあったり、ここでは色々できるみたいですね。

ここに来た目的は、「伯方の塩ソフト」です!

ラーメンのお口直しに、塩ソフト。

海を眺めながら、美味しくいただきました。

 

いよいよ次の島へ向かいます。

案内看板に従い、「伯方・大島大橋」入口へ。

伯方島の走行距離は約17kmでした。

 

橋の途中、見近島という看板を発見。

気になり行ってみると、ビーチ付きの野営場を発見。

この場所は車で来れないし、自転車やバイクのキャンパーからしたら凄くいいのでは?

こんなスポットもあるんだなぁ。

 

橋を渡り切り、第6の島「大島」に上陸!

次がもう四国本土。

ここがしまなみ海道最後の島になります。

時刻は16時前、なかなかいい感じの時間になってきたな。

 

右回りでブルーラインに従い走行。

途中で宮窪峠なる坂を抜けるらしい。

ドキドキしながら進むと、ゆるりとした坂。

あっという間に登頂。

更にブルーラインを進み、途中で左折。

しまなみ海道のラストを飾る、亀老山ヒルクライムへ向かいます。

国道317号線の信号から3.6km、獲得標高276m、平均勾配7.1%(RWG参考)。

なかなか斜度が厳しい坂ですね...

 

ハァハァと息を荒げながら坂を上っていきます。

距離表示看板が立っているのですが、勾配が7~10%と明記されています。

終盤でコレはキツイ!

500m毎の表示も目にする度に「たったの500mしか進んでないのか...」と絶望感を煽る。

ヘロヘロになりながら進んでいきます。

下ってきたローディーから「あとちょっとだよ!」とエール。

最後の踏ん張りどころ!

ラスト300m、友人がカメラを持って待ち構えていました。

綺麗な背景と死んだ顔の私を激写してくれました(笑)

 

そして、遂に展望台到着!!

はぁぁぁ~やりきったぁぁぁ!!

亀さんとツーショット。

貧脚亀ローディーにはお似合いってか!笑

 

さて、展望台行くよー!

うぉーーー!!

360度見渡せる!!!

陽が落ちてきていい雰囲気。

しまなみ海道サイクリングのクライマックスに相応しい景色だ。

しばらく景色に見惚れる。

 

時刻は17時前。

そろそろ行かないと日が落ちちゃうな...

名残惜しいが離れることに。

 

少し下り、展望デッキで一枚。

ここでしか見られない景色。

目に焼き付ける。

 

さぁ、ダウンヒルだ。

車やバイクが結構来るので、気をつけて下ります。

下り切り、ブルーラインに復帰。

最後の橋「来島海峡大橋」が見えてきました。

上り口へ。

ループを上り橋へ。

さらば、しまなみ海道

大島の走行距離は約21kmでした。

4kmの長い橋を渡り切り、サンライズ糸山へ向かいます。

ここでSHIMANAMIモニュメントの写真を撮り、18時前にフィニッシュ!!

距離100km、9時間の旅。

観光を目一杯盛り込んで楽しく走れました。

景色最高、グルメも堪能、十分な走り応え。

最高のサイクリングだった!!

サイクリングロードの設計、案内表示の充実、あらゆるお店にサイクルラック、各所に工具、レンタサイクルなど。

自転車が安全に、快適に、手軽に、楽しく走れるような取り組みが各所に見られました。

一度は走ってみたいしまなみ海道は、絶対に走ってほしいしまなみ海道になりました。

またいつか、絶対に走りに来るわ。

まだ走っていない人も、この景色を生で見てほしいな。

 

さて、手早く自転車を車に積み込み撤収。

車輪も外さずに載る車便利すぎる。

今治駅近くまで移動し、温泉で汗を流します。

向かったのは「しまなみ温泉 喜助の湯」さん。

この温泉、バイクラックがあるのは勿論、水洗い用のホースが準備されていたり、バイクロッカーがあったりでローディーに手厚い。

「日本一サイクリストが集まる温泉」に殿堂入りしているそうです。

しかも食事と宿泊もできるので、ここを予約しておけば何とかなる。

ここまで走って疲れた状態。

ここで完結できるのは助かるね。

 

一日の汗を流し、温泉で疲れをとる。

最高のひと時。

 

そのままここで晩御飯。

今治B級グルメ今治玉子飯」を頂きます!

タレで焼いた豚肉がご飯に乗っていて、その上に半熟卵。

こんなの美味しいに決まってるじゃん...

 

肉を欲していたので唐揚げも注文。

でっっか!!!

友人とシェアしてなんとか完食!

風呂と飯のコンボで眠気が...

 

このままここでお酒を飲んで爆睡したいところですが、帰る時間です。

大阪まで友人に運転をしてもらい、私は仮眠をとらせてもらう。

友人と別れ長野まで一人旅。

流石に疲れも溜まっているので、途中で仮眠をはさみながら日曜朝に無事長野着。

この丸2日間は本当に濃厚だった...

そしてメッチャハードだった...

友人のサポートがあったから実現できた、しまなみライド。

最高の思い出になった。

感謝!!

 

走行距離:100.1km

走行時間:5h3m39s

平均速度:19.8km/h

平均ケイデンス:69rpm

上り獲得標高:1168m

消費カロリー:3156kcal

気温:25℃~37℃

総時間:9h13m45s

 

 

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